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令和6年から「源氏物語」の作者・紫式部をモデルにしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されております。源氏物語の玉鬘ってどんな人？性格や容姿、髭黒との結婚を解説。

京都の公卿・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「真木柱（まきばしら）」の巻は、禁裏（京都御所）において書かれたものです。【中古】 原典による社会学の歩み (1974年) (原典による学術史)。

原文は「源氏物語・真木柱の巻」として美しく描かれている

自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏（おおいのみかどむねうじ）」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇（ごつちみかどてんのう）の曽祖父です。【中古】 自由社会の経済学 (1974年)。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。【中古】 ゲリラの朝 ポルトガル領アフリカ“解放区 ルポ (1975年)。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子（のぶこ）であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。【中古】 新しい保守の論理 (1978年)。現在の今上天皇と系譜がつながっている。【中古】 チェーホフ芸術の世界 覚醒と脱出へのいざない (1980年)。

 関白・近衛基熙（このえ もとひろ）は、後水尾院（第108代後水尾天皇）の皇女・常子内親王と結婚。【中古】 ギリシア神話の研究 神話の思考方法と時間様式 (1974年)。二人の皇女・熙子（ひろこ）は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。1932年 支那住宅志 大連現地刊行 満鉄調査会 図版 写真 検索⇒ 図譜 関東軍 満洲事変 中華民国 古建築 奉天 銭荘 洋行 銀票号 新京 老照片。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子（ひろこ）は将軍家宣の正室となった。【中古】 体育の授業 日本の踊り (1975年)。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流（下記に掲示）で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。【中古】 駐独大使大島浩 (1979年)。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。【中古】 青空の人たち (1969年)。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。【中古】 生きて生きて生きて (1969年)。（資料の記録は下記に掲示）

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」の自筆です。【中古】 ドイツ共産党 上巻 1933-45年 (1974年)。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。【中古】 海村生活の研究 (1975年)。「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。【中古】 恩讐の日本 (1972年)。このため後醍醐天皇の宸翰（しんかん・天皇自筆）にかなり近い年代に書かれていることがわかる。【中古】 自閉症児 (1975年)。また、各巻ごとの書かれた年については不明。【中古】 秘武道 借力拳法 その思想と技法 (1980年)。従って、応永五年とは、書き始めの年である。【中古】 音楽覚え書き帖 (1979年)。また、落款から、後年、近衛基熙（1648～1722）の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。近藤圭造訳述『兵要万国地理小誌』（全5巻6冊揃）明治9年 阪上半七刊 明治時代和本 古地図6枚入（彩色銅版画）明治初期の世界地理書。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。【中古】 仙術入門 (1973年)。

 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年（1068）～天承元年（1131）を祖として創立された。【中古】 航海辞典 (1970年)。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門（おおいみかど）」を称する。【中古】 教室の言語障害児 (1974年)。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。『遠州気賀 蓮照寺』（全2冊揃）江戸時代和本 静岡県浜松市北区細江町気賀の法華宗寺院「蓮照寺」御籤全100枚 おみくじ 占い 占書。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。【中古】 教育の理論と現実 教育科学の位置と反省 (1972年)。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。【中古】 大銀山としての野辺沢銀山 (1964年)。応永5年（1398年）に従三位となり公卿に列する。【中古】 ビッグな気分 いくつもの夜を超えて (1980年)。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年（1420年）に内大臣に昇任した。【中古】 ふるさとの祭と行事 (1969年)。

 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を著（あらわ）しております。【中古】 想い出のサンフランシスコ・想い出のパリ (1978年)。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。【中古】 蒼穹と伽藍 (1974年)。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。【中古】 ドイツ革命運動史 下 (1969年)。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。【中古】 田中吉之介全集 (1975年)。

 出品した「源氏物語」は真木柱（まきばしら）の内容の要旨
「真木柱の巻」は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。【中古】 寡占体制と労働組合 アメリカ自動車工業の資本と労働 (1970年)。第31帖。【中古】 生産価格の理論 (1968年)。尚侍（ないしのかみ）として宮廷に出仕を控えていた玉鬘の姫君だったが、その直前に髭黒大将が女房の手引きで強引に結婚することになった。【中古】 映画・日常の実験 (1975年)。髭黒大将はその後玉鬘の姫君を迎えるために邸の改築に取り掛かる。【中古】 マルクス主義国家論 権力国家共同体の理論 (1974年)。だが、その様子を見た北の方（髭黒大将の正室）は絶望し香炉の灰を髭黒大将に浴びせる。【中古】 反対尋問の技術 (1975年)。この事件で完全に北の方に愛想を尽かした髭黒大将は玉鬘の姫君に入り浸り、とうとう業を煮やした北の方の父・式部卿宮は、髭黒大将の留守の間に北の方と子供たちを迎えにやる。北村季吟編『増山井四季之詞 全』寛文3年跋 戸倉屋喜兵衞板 江戸時代和本 連歌・俳句季語集 俳書。明けて新年、相変わらず塞ぎこんでいる玉鬘の姫君に髭黒大将もようやく出仕を許す気になり、玉鬘の姫君は華々しく参内する。【中古】 ハンガリー文化史概要 (1969年)。早速訪れた冷泉帝は噂以上の玉鬘の姫君の美しさに魅了されて熱心に想いを訴え、それに慌てた髭黒大将は退出をせきたててそのまま玉鬘の姫君を自邸へ連れ帰ってしまった。【中古】 平安文化史論 (1968年)。

自筆右下四つの印のうち下２つは、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印、上２つは、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。『二十世紀西陣織物総覧』(前後編2冊揃) 平成13年 京都市染織試験場刊 実物布見本（実物裂）全40枚揃 京都西陣織 京都染織工芸品 川島織物。


原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 日本の歴史 10 下剋上の時代 (1971年) (中公バックス)。白楽天の有名な漢詩です。【中古】 化学の技術史 (1980年)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。【中古】 淳のしゃべりしにものぐるい サタデーバチョン (1975年)。「源氏物語」真木柱の巻の原文中には、「おほつかなき月日も重なりぬるを」とあります。【中古】 80年代のナショナリズム モスクワ・ベルリン・北京の旅から考える (1980年)。源氏の君が恋する玉鬘の姫君への懐かし想いを記したものです。【中古】 家庭学習100のポイント (1978年)。現代語訳では、「お逢いしないうちに月日も重なってしまいました」というものです。【中古】 多国籍企業の新展開 追いつめられる国家主権 (1973年)。紫式部が「真木柱」を書くに際し、白楽天の漢詩を読み理解し共鳴していることがよくわかる。【中古】 サンドロ・ボッティチェルリ (1977年)。詳細な理由は下記説明欄に記載。【中古】 教育人間学 人間生成としての教育 (1961年)。

（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【中古】 塚原琢哉による触覚的空間「白いあそび」 (1973年)。）

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 エセーニンの生涯 (1974年)。白楽天の有名な漢詩です。【中古】 葡萄唐草 シルク・ロード幻想 (1968年)。
言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。【中古】 唐代の詩と散文 (1967年)。

「額縁入自筆原本」

「自筆原本」

自筆右下の２つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。【中古】 かざし抄新注 (1973年)。
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 明治武道史 史料 (1971年)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。【中古】 多国籍企業の史的展開 植民地時代から1914年まで (1973年)。白楽天の有名な漢詩です。洗心洞箚記　2冊【上／下巻】＋洗心洞箚記附録抄　金　計3冊セット　【蔵印有】。



自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。【中古】 生きることの意味 (1978年) (人生の本)。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

（１）・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。【中古】 日本機業史 (1961年)。

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》

《やす(安)かるましき》・・・・・わさ成けり。【中古】 詩心私語 (1973年) (人と思想)。いま(今)は
なに(何)ゝつけてか心をもみた(乱)らまし、に(似)けなき恋の
つまなりや、と、さましわひ給て、御こと(琴)か()き
な(鳴)らして、なつかしうひ(弾)きなし給しつま(爪)音、
思ひ出られ給ふ。【中古】 コイナさん談義 (1963年)。あつまのしら(調)へをすかゝきて、
「玉藻はなか(刈)りそ」とうた(謡)ひすさひ給ふも、
こひ(恋)しき人にみ(見)せたらは、
あはれす(過)くすましき御さま(様)なり。【中古】 直観・創造・学習 (1969年)。
うち(内)にも、ほのかに御らん(覧)せし御かたち(容貌)
ありさま(有様)を、御心にかけ給て、「あか(赤)も(裳)たれ
ひ(引)きいにしすかた(姿)を」と、にくけなるふる
こと(古言)なれと、御こと(言)くさ(種)になりてなん、
なか(眺)めさせ給ひける。フランシス・ブリンクリー著 中島幹事校正『語学独案内』（全3冊揃）明治29年 開新堂書店発兌 明治時代前期の英語教材。御ふみ(文)は
忍ひ忍ひに・・・・・《ありけり》

（文責・出品者）
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。【中古】 レーニン 1905年革命と帝国主義戦争 (1977年)。

（２）・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。【中古】 民選知事五代 県政支配の構図 (1978年)。

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》
《大雪の日・玉鬘の君の邸に行こうとする大将の装束に香をたく北の方（正室）》

《髭黒大将の北の方、大将に背後から香炉の灰をふりかける有名な場面》

《冷泉天皇、玉鬘の姫君に愛の心情を告白》

《源氏の君と玉鬘の姫君、手紙のやりとりで旧交を恋偲ぶ》

《帝（冷泉天皇）、女君（玉鬘の姫君）への恋情に思いくるしむ》

《その昔、朧月夜(おぼろづきよ)の尚侍の君を朱雀院(すざくいん)の母后が
無理に逢わせぬようになさったときのことなどをお思い出しになるが、
しかし今の場合はさしあたって目前のことゆえか、
世にまたとなく悲しさが身にしみるのであった。【中古】 刑事鑑定の理論と実務 情状鑑定の科学化をめざして (1977年)。
（源氏の君）「多情な人間は、自ら求めて苦労の》・・・・・種をまくものよ。【中古】 戦後革新勢力 史的過程の分析 (1966年)。
いまさらなんのために心を乱すことがあろう。【中古】 無盡藏 (1974年)。
あの人（玉鬘の姫君）はもう自分には似合わしくない恋の相手ではないか」
と、君（源氏の君）は、女君（玉鬘の姫君）あきらめようとなさっても、
それがおできになれないので、お琴をかき鳴らされると、あの女君（玉鬘の姫君）が
やさしくお弾(ひ)きになった爪音(つまおと)を思い出さずにはいらっしゃれない。前橋、群馬郡、吾妻郡、周辺絵図。
和琴(わごん)の調べをすががきにして、君（源氏の君）は、
（源氏の君）「玉藻(たまも)はな刈りそ」
と謡い興じていらっしゃるにつけても、その姿を恋しいあのお方に見せたら、
きっと心を動かされるにちがいないと思う御有様である。【中古】 若い母親のために 喜びをもって生きる (1975年)。
《二十三・帝（冷泉天皇）、女君（玉鬘の姫君）への恋情に思いくるしむ》
　帝（冷泉天皇）におかせられても、ほんのちらとごらんにあそばした
尚侍の君（玉鬘の姫君）のご器量や風情(ふぜい)をお心におとめになって、
（冷泉天皇）「赤裳(あかも)垂れ引きいにし姿を」
と、いかにも聞き苦しい古歌ではあるけれど、それが御口癖になって、
物思いに沈んでいらっしゃるのであった。木活字本（乱版）平田篤胤『出定笑語』（7冊＝正編全4冊+附録全3冊）嘉永2年序刊 坐摩版/限定100部砕板（印記「佐久良東雄印)。
君（源氏の君）と女君（玉鬘の姫君）とのお便りの交換は
人目を忍び時々・・・・・《遣(つか)わされるのだった。【中古】 この指とまれ、愛 (1977年) (レオ・ブックス)。》

備考・髭黒大将の北の方（大将の正室）は、紫の上の異母姉

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授（1999年没）

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。【中古】 死と再生 神秘主義の原型 (1971年)。




（２）・自筆の「英訳文」は次の通りです。【中古】 現代における経営の理念と特質 (1965年)。

《The Cypress Pillar（真木柱）》
Men of feeling did have a way of sowing bitter herbs.
He tried to make himself accept the plain facts,
that the lady was not a proper object for his affections
and that these regrets came too late.
He took out a japanese koto, and it too brought memories.
What a gentle touch she had had!
He plucked a note or two and, trying to make it sound
lighthearted, sang "The Jeweled Grasses" to himself.
It is hard to believe that the lady for whom he longed would not
have pitied him if she could have seen him.
Nor was the emperor able to forget the beauty
and elegance he had seen so briefly.
"Off she went, trailing long red skirts behind her."

英語訳文（英文）の出典：『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker（エドワード・ジョージ・サイデンステッカー）コロンビア大学教授（2007年没）


（２）・自筆の「中国語訳」は次の通りです。【中古】 デザイン・ポリシー 企業イメージの形成 (1964年) (デザインシリーズ)。

《真木柱》
　从今以后，我不再做心之事了。【中古】 耳をひらく 人間づくりの音楽教育 (1977年)。况且恋情本是不有的。【中古】 みその本 (1972年)。”
努力自制，十分痛苦，便取琴来，忽又想起玉鬘弦的指。春情花戯夜　上中下3冊　拾寶呂月3冊　合計6冊セット天保年　木版画　江戸時代開版　木版手摺り草子本　古書！。
他就在和琴上作清，吟唱“藻不可根采”之歌。【中古】 多国籍企業と労働運動 新時代における労使関係 (1974年)。
其神之美，若教所恋之人了，怕不得不心。【中古】 名灸穴の研究 (1978年)。
冷泉帝自从一玉鬘芳容之后，心中念念不忘。【中古】 ロシヤ思想家とヨーロッパ ロシヤ思想家のヨーロッパ文化批判 (1973年)。
“衫子窈窕姿”那首俚俗的古歌，
成了他的口禅，使他日念。【中古】 老人の家族生活 社会問題として (1974年)。
他好几次地写信玉鬘。【中古】 新日和見主義批判 (1973年)。

中国訳文の出典：『源氏物語（Yunsh wy）』
豊子愷（ほうしがい）中国最初の「源氏物語」翻訳者（文化大革命で没）

「真木柱の巻」原本の奥扉（原本番号40-B）の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印
左の写真が「源氏物語」真木柱の巻の末尾（原本番号40-B）の押印。【中古】 アメリカ近代経営史 (1972年)。
写真左下の角印が仙台藩の家紋印（竹に雀）
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）。『新編拾遺大工規矩尺集』（全3冊揃）明治37年 須原屋鈴木荘太郎刊 江戸時代和本（明治刷）日本建築・宮大工・数寄屋建築技法書。冬姫は内大臣・通誠の養女。【中古】 現代と刑事政策 (1970年)。
冬姫は通称。【中古】 日本現代教育史 (1969年) (教育学叢書 第1巻 )。正式な名は伊達貞子。【中古】 ノックの音が (1965年)。
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 鹿のかげ筆 (1977年)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。【中古】 俳画の美 蕪村・月渓 (1973年)。白楽天の有名な漢詩です。前田慧雲『止舟斎詩鈔』（全五巻三冊揃） 昭和4年刊 浄土真宗本願寺派の僧の漢詩集 和本 伊勢国 三重県桑名市郷土資料。

篆書体右の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）と娘・玉映の落款
右端の写真上は仙台藩主（伊達家）正室一覧表の表紙。【中古】 社会史入門 (1972年)。
表紙の下は一覧の拡大写真（仙台市立博物館・刊行）
（奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。【中古】 大阪音楽文化史資料 昭和編 (1970年)。）

自筆の疎明資料等は、下記の通りです。【中古】 天皇さま (1975年)。


（Ⅰ）・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料　別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」（平凡社・刊）７８頁。【中古】 明日への贈物 ジャン=ルイ・バロー自伝 (1975年)。筆者は近衛関白政家公。【中古】 荒海からの生還 (1973年)。中央の写真は、応永五年（1398）の年号。古文書 萬延聞書 安政7年　万延聞書 桜田門外ノ変 井伊大老 ざれ歌 辞世 (レターパックライト発送)。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）。【中古】 僑人の檻 (1968年)。左の写真は、桐壺の巻の奥付。【中古】 論集日本語研究 9 敬語 (1978年)。左大臣から関白に昇進した近衛基熙（もとひろ）公の花押。【中古】 経済発展と教育 現代教育改革の方向 (1963年)。上下２段の花押のうち、上の印は。【中古】 マネー・ゲーム 情報に賭ける社会 (1969年)。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款（印譜）


「自筆の画像断層(MRI)写真」

（出品した自筆の「断層画像写真」（真木柱の巻）MRI 31―35A

「源氏物語」真木柱の巻の絵の資料

下記写真は、髭黒大将の北の方（正室）が大将の香炉の灰を浴びせる画面の絵





「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」



1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図（公家事典303頁）
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。新陰流　目録　古文書　検索　柳生新陰流　上泉信綱　武術書　剣術。

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵（断簡）を出品
商品説明（来歴）	大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。【中古】 心経随喜 (1968年)。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を書いてある。【中古】 動物の生態 (1978年)。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。【中古】 企業行動とコンフリクト (1972年) (企業行動コンファレンス報告 2 )。
漢詩文	原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 社会福祉事業概論 (1964年) (社会福祉事業シリーズ)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。【中古】 フルシチョフ最後の遺言 (1975年)。白楽天の有名な漢詩です。【中古】 メディアの政治 (1974年)。紫式部が「真木柱」を書くに際し、「白楽天・漢詩集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「真木柱の巻」を書いていることがわかります。【中古】 武器なき民衆の抵抗 その戦略論的アプローチ (1972年)。この原詩の言葉の引用は、「真木柱の巻」に用いられていることで広く知られている。【中古】 物質特許の知識 (1975年)。紫式部がこの原詩に親しんでいたことがわかる。巻物　傳法灌頂三昧取戒作法　古書。
漢詩の落款の意味	原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。【中古】 アルセーニエフの青春 (1975年) (エトランジェの文学)。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。【中古】 歴史・階級・人間 ジョン・ルイスへの回答 (1974年)。　特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。【中古】 石油化学 今日から役立つ日経の産業知識・会社紹介 (1979年)。　「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会（ばんさんかい）」とも言われます。【中古】 日本歌曲のうたい方 (1973年)。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。【中古】 ブリンジ・ヌガグ 食うものをくれ (1974年)。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）することです。【中古】 政治と文化 (1969年) (UP選書)。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。【中古】 竜馬がゆく 6 (1982年)。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。【中古】 請求権競合論 (1978年)。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。【中古】 いつのまにか雑貨屋さんになっていた (1977年)。　落款の「讃」の元になるその原文の個所には、 「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 文章と表現 (1975年)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。【中古】 歌舞伎の原像 (1974年)。白楽天の有名な漢詩です。【中古】 花粉学研究 (1978年)。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。【中古】 大図説世界の木材 木と人間の文化誌 (1979年)。 つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。【中古】 世界の子供たち 写真集 (1979年)。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。【中古】 相続・贈与の知恵 (1977年) (ゴマブックス)。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。【中古】 ジョミニ・戦争概論 (1979年)。
自筆の希少価値について	自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。【中古】 オトラント城綺譚 (1975年)。上の「拡大断層（MRI）写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。【中古】 社会福祉論 (1974年) (社会福祉選書 2 )。 出品している書の「断層（MRI）写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。【中古】 教育の適切性 (1972年)。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。【中古】 美の思索家たち (1967年)。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層（MRI）写真」です。【中古】 総評二十年史 (1974年)。 古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層（MRI）写真撮影」をしております。【中古】 綴り方教授法・綴り方教授に関する教師の修養 (1973年) (教育の名著 7 )。撮影後、展示のために再表装をしております。【中古】 無関心な人々の共謀 (1974年) (エトランジェの文学)。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste（再剥離用糊）」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。【中古】 SSーGB (1980年) (Hayakawa novels)。
断層(MRI)写真	従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。【中古】 日本労働市場分析 上 (1971年) (東大社会科学研究叢書 35 )。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。【中古】 失われし自我をもとめて (1970年)。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。【中古】 政府刊行物概説 (1972年)。
寸法	「源氏物語」自筆の大きさ　タテ２１．８センチ　ヨコ１２．８センチ。【中古】 光学 上 (1967年) (物理学叢書 28 )。額縁の大きさは　タテ３７．０センチ　ヨコ２８．０センチです。【中古】 室内トレーニング 自己健康法 (1978年) (プレイブックス)。額縁は新品です。【中古】 現代アラブ文学選 (1974年)。
「源氏物語」の自筆について	１・筆跡の分析について 　国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。【中古】 企業の不法行為責任の研究 (1974年)。 一方、欧米では一般的には、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。【中古】 組織社会の論理構造 退出・告発・ロイヤルティ (1975年)。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。【中古】 矢臼別物語 連作版画 (1974年)。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。【中古】 ファシズムの時代 上 ヨーロッパ諸国のファシズム運動 1919-1945 (1972年)。 ２・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）の自筆の特定について 自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。【中古】 憲法の階級性と普遍性 (1975年)。その後、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。【中古】 参考図書の選び方 (1979年)。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」であることが判明した。【中古】 現状打破の経営哲学 新時代の管理者像 (1969年)。 「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が２３歳から３１歳までの間に書かれたものと推定されている。【中古】 誰も書かなかった贈与税 あなただけの プラン (1979年) (税研ブックス)。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年（1421）４７歳で没している。【中古】 浦和のあゆみ (1974年)。 ３・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。【中古】 学校教師論 教育の名著 (1975年)。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。【中古】 諜報・工作 ラインハルト・ゲーレン回顧録 (1973年)。 ４・近衛基熙（このえもとひろ）について 近衛基熙は、慶安元年（1648年）3月6日、近衛尚嗣（関白・左大臣）の長男として誕生。【中古】 洋酒全書 (1975年)。母は後水尾天皇皇女女二宮。【中古】 強制収容所における「生」 (1974年)。実母は近衛家女房（瑤林院）。【中古】 仏教と社会の諸問題 (1970年)。幼名は多治丸。【中古】 八面体質診断学 2 (1978年)。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。【中古】 ドイツ教育史 思想史的・社会史的考察 (1979年)。承応3年（1654年）12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。【中古】 デシジョン・テーブル ─テーブル化による思考整理学 (1972年)。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年（1655年）従三位に上り公卿に列せられる。【中古】 魚肉ねり製品 理論と応用 (1974年)。明暦2年（1656年）に権中納言、万治元年（1658年）に権大納言となり、寛文4年（1664年）11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。【中古】 イメージとシンボル (1971年)。寛文5年（1665年）6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年（1671年）には右大臣、さらに延宝5年（1677年）に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年（1690年）1月に関白に昇進した。『大工雛形』（2冊）須原屋治右衛門板 江戸時代和本 建築装飾雛形 大工書 大工雛形書 木工雛形書。近衛基熙は、寛文5年（1665年）から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
HP	近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。【中古】 国籍と人権 (1975年)。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。写本 御上洛二図 善悪道中独案内　嘉永2年 天理教 神道 儒学 仏教 徳川幕府　　検）将軍 古書和書古本古文書 NS。 ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。【中古】 民族と文化 上 (1970年)。

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