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不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款
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オススメ度 4.4点
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自筆「源氏物語」の「夕霧(ゆうぎり)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。毎週一帖源氏物語 第二十一週 少女|小関武史。
「夕霧の巻」の主人公「夕霧」は、国宝「源氏物語絵巻」の中に柏木を見舞う柏木として描かれている
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。高橋道八 ★ 刷毛目 茶碗 ★ 共箱 ★ 高麗刷毛目を思わせる存在感のある逸品 ★ 茶道具 ★ 京焼 ★。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。松雲 作 ★ 御本立鶴茶碗 ★ 共箱 ★ 藤井誠堂 :銘 『老松』 書付 ★ 大徳寺。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。B20509 宝泉窯茶碗 久田宗匠御筆 春風の字 241g 尋牛斎。現在の今上天皇と系譜がつながっている。q-2040 南口閑粋作 色絵源氏車茶碗 共箱 茶道具。
関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。∞ 南 美 ∞【 三浦篤 御本 立鶴写 茶碗 共箱・共布・栞付き】 口径約10.7cm 京都 二代 三浦竹軒 父: 三代 三浦竹泉 茶道具。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。橋本永豊 ★ 野々村仁清 写 立雛画 茶碗 ★ 共箱 ★ 色絵金彩 京焼 ★ 雅な逸品 茶道具 ★。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。作者不明 ★ 在銘有り ★ 染付歌詠茶碗 ★ 木箱 ★ しらかばの落葉 ★ 茶道具 ★。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。古志野 茶入 箱 布 茶道具。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。茶碗■兎月窯「杉浦芳樹」柚子黒 瀬戸茶碗 共箱 お茶道具 古美術 時代物 骨董品■。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。新橋芸妓■東をどり■新橋演舞場■お座敷遊び■新橋芸者■金田中■東京吉兆■まり千代■小千代。(資料の記録は下記に掲示)
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。サナエ855 大野九行造 嶋台茶碗 在銘共箱 美品 茶道具 茶席道具 越前府中旧家蔵うぶ出し。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。【骨董・茶道具】★伊東翠壺★★倣御本茶碗 dm453tgl.ub8. 伊東翠壷。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。北村暢男 ★ 窯変 釉振分 茶碗 ★ 共箱 共布 ★ 見込みの釉景が鮮やかな逸品 ★ 茶道具 ★ 京焼 清水焼 ★。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。原清和 ★ 刷毛目 茶碗 ★ 共箱 ★ 無地刷毛目の様なコントラストに見込みの刷毛が良い景色の上作 ★ 京焼 茶道具 ★。また、各巻ごとの書かれた年については不明。茶道具茶碗 色絵乾山御題画茶碗 杉田祥平作。従って、応永五年とは、書き始めの年である。織部 茶碗 茶道具 懐石 時代物 2点まとめて。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。あめくすり 茶碗 現大徳寺管長 紫林 嶺雲(れいうん)銘 直心(じきしん) 輝夫 御物袋入り。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。【骨董・茶道具】★京焼 清閑寺 杉田祥平★★色絵仁清干支茶碗 dm451stl.ub8. 寅 とら。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。珉平窯 茶入 共箱 珉平 共袋 古裂 書 箱。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。清水六兵衛 ★ 刷毛目 茶碗 ★ 共箱共布 ★ 無地刷毛目タイプで景色見事な逸品 ★ 京焼 茶道具 ★。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。茶道具 抹茶茶碗、色絵 梅(うめ)画、京都 山本 蓼作、 桐共箱 新品。。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。☆御茶道具☆ 青磁 うさぎ絵 茶碗 菓子鉢 銘あり。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。【風流庵】 『未使用』 ぜぜ焼・陽炎園作 ★ 遠州好写 茶碗 共箱。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。【茶】清閑寺窯 杉田 祥平 色絵 段変乃海 画 茶碗。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。15 楽 宗入 作 黒 小 茶碗 了入 極箱。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。■京焼・■仁清・平安・山川巌・梶の葉絵・茶碗・共箱・外紙箱・茶道具・茶器・f957。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。8 淡々斎 書附 楽 弘入 作 黄釉 茶碗 銘 「菜花」。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。小嶋 季吉銘 時代物 高浮彫 茶碗 古美術 茶道具。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。3 楽 了入 作 嶋台 茶碗。
出品した「源氏物語」は夕霧(ゆうぎり)の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。24 鵬雲斎 書附 中村 翠嵐 作 淡青交趾 楓に橋絵 茶碗。「夕霧」の巻名は、夕霧が柏木の正室(朱雀院の姫君・女二の宮)落葉の宮に書き送った和歌「山里のあわれをそうる夕霧に立ち出でん空もなき心地して」による。【G1937】茶道具 杣山焼 南口閑粋 色絵 蛍 茶碗 共箱 共布 栞付き 師: 初代 宮川香雲 十六代 永楽善五郎 即決 送料無料。源氏の君と葵の上の長男・夕霧は、病にふせる柏木を見舞う場面は、国宝「源氏物語絵巻」に美しい画像として描かれている。1 即中斎 書附 京焼 仁清写 宝舟の絵 茶碗。柏木は、自分がなきあとの正室・女二の宮(朱雀天皇の皇女)の行く末を案じ、友人の夕霧に遺言として女二の宮の後事を託す。加藤利昇作 乾山大根茶碗。柏木なきあと、落葉の宮と称される女二の宮の世話をするために法事の世話などの用事にかけつけて落葉の宮をあう。【古美味】紫翠窯 三代西村徳泉造 染付丸紋絵茶碗 茶道具 保証品 Su3O。そこで、恋心がつのった夕霧は、落葉の宮との結婚を願うようになる。26 楽 一入 作 黒茶碗 旦入 極箱。夕霧と会う落葉の宮を心配する母の一条御息所は、心配のあまり夕霧に手紙を送る。20 淡々斎 書附 永楽 即全 作 色絵 蛤 茶碗。だが、その手紙は夕霧の正室・雲井雁の発覚によって夕霧に渡ることはなかった。起楽作 色絵茶碗 七夕飾り。娘・落葉の宮の出家の希望を聞いた父・朱雀院(前朱雀天皇)は、一条宮の邸に連れ戻される。極美品 高槻 古曽部焼 寒川義崇 『忘己利他』 北嶺南山 比叡山 延暦寺 南山坊住職 光永覚道 大阿闍梨 書付 共箱 茶道具333。しかし、夕霧の希望により落葉の宮との対面の機会が生まれ、二人は婚儀を行なう。【真作】杉田祥平 「色絵神楽鈴画 茶碗」 共箱 清閑寺窯 茶道具。源氏の君と紫の上はこれも運命と考え忠告するのを控える。【和美】中村能久 色絵六瓢 茶碗 共箱 茶道具 共布 略歴書。夕霧と結婚した落葉の宮は、その後、多くのこどもを授かり幸福な時を過ごす。佐々木昭楽 (造) 一入「曙」写し 朱くすり 黒茶碗 黒楽 赤楽 共箱 共布 茶道具 現代工芸 楽焼 京焼 美品 z6916a。
自筆上部の「人非木石皆有情」人木石に非ざれば皆情あり「人は木や石ではない、心と言うものを持っている」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。京焼 青山清作 乾山写松茶碗 共箱共布付 348g 送料無料。夕霧の巻の一節「岩木よりけになびきがたきは、契りとうてにくしなど思うやうあなるを」の一文による。【古美味】河井透 紫紅茶碗 茶道具 保証品 5LjV。夕霧の巻の原詩は「木石」であり、夕霧の巻は「岩木」であるが、古来「白氏文集」に由来されているとされる。[ZEROnet]▼西端正? 窯変沓茶碗 銘 慶雲 茶道具 抹茶茶碗 茶器 共箱 陶器▼P63-63。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【和美】通次 阿山 色絵波涛 茶碗 共箱 茶道具。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」夕霧(ゆうぎり)の巻》
「夕霧」の巻は英文で「Evening Mist」と表記されます。委託HK◇伝楽一入 朱釉黒楽茶碗 (楽焼 茶道具 茶碗 黒茶碗 抹茶碗 千家十職 京焼 楽吉左衛門)。
《原本上部に「人非木石皆有情」(人木石に非ざれば皆情けあり)漢詩の落款が押捺。◆ 京焼 竜谷窯 宮川香雲 紅葉狩絵 茶碗 茶道具 ◆。夕霧の原文に引用されている。抹茶碗 紫陽花 杣山契月 茶道具 新品。》
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【古美味】八代高橋道八造 三嶋瓢箪茶碗 茶道具 保証品 PZ4c。)
「自筆原本」
自筆右下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫(玉映)の落款。【MKA】臨済宗妙心寺派第29代管長 妙心寺642世 海清寺住職 春見文勝 「千里同風」 京都 茶道具 真作保。
自筆上部の「人は木や石ではない、心と言うものを持っている」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。☆ 永楽善五郎 妙全 お悠さん 金彩丸文 獅子絵 茶碗 (箱無し)茶道具。
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。今井政之作 御本手茶碗。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。旧家蔵出 十四代 楽 覚入 吉左衛門 赤茶碗 赤四方茶碗 銘 埋火 淡々斎 箱書き 茶道具 【 裏 千家 鵬雲斎 坐忘斎 】。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。4572 通次阿山 仁清写 立波茶碗 無キズ 共箱。
《「源氏物語」夕霧(ゆうぎり)の巻》
《原本上部に「人非木石皆有情」(人木石に非ざれば皆情けあり)「白氏文集」の漢詩の落款が押捺・夕霧の原文に引用されている。【木村盛和】最上位作 エメラルド釉窯変結晶茶碗 最晩年の名碗! 共箱 保証。》
《みつ》・・・・からも思ひのとめ、又、しつまり給ひなんに、
まゐり來む。即決!本物保証【きびん】永楽善五郎(十六代 即全) 乾山写 雪竹茶碗 共箱 外段ボール紙箱付 無傷美品 千家十職 土風炉師。「いかにして、かくにはかに」と、その御有樣なむ、ゆかしき」
との給へは、まほにはあらねと、かの、おもほし嘆きし有樣を、
片端つゝ聞えて、「かこち聞えさするさまになん、なり侍りぬへき。松尾流 十代 松尾宗吾 不染斎の花押書箱 茶道具。
今日は、いとゝ、亂りかはしき心地ともの惑ひに、
きこえさせ違ふることゝもゝ侍りなむ。【宇】DC208 中村翠嵐造 紺紫交趾翡翠茶碗 共箱 茶道具。さらは、
かく、おほしまとへる御心地も、限りあることにて、
すこし、しつまらせ給ひなんほとに、きこえさせ、うけ給はらむ」
とて、われにもあらぬ樣なれは、のたまひ出つることも、
くちふた・・・・《かりて》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。【MG匠 大特価!】『六代清水六兵衛』最上位希少作 金彩瑞竹茶碗 七代清水六兵衛識箱 共布 栞 塗二重箱 本物保証 送料無料 新品同様。
《「源氏物語」夕霧(ゆうぎり)の巻》
《夕霧、月明かりの下で恋する女二の宮(落葉の宮・朱雀天皇の皇女)とご対面》
《夕霧、女二の宮(落葉の宮・朱雀天皇の皇女)に後朝(きぬぎぬ)のお手紙を書き送る》
《夕霧、女二の宮(朱雀天皇の皇女・落葉の宮)の母の一条宮邸で語り合う》
《(小少将)「ただいまのところは、宮(女二の宮)はまるでな人と同様でいらっしゃいまして。真葛香斎 星見草茶碗 茶道具。
お越しいただきましたことは申しあげておきました」
と申しあげる。◇雅◇ 九代 大樋長左衛門 黒茶碗 裏千家十五代 鵬雲斎(汎叟宗室) 書附 花押 共箱 /FT.24.1 [E25] SQ。この女房たちも涙にむせ返るような有様なので、大将(夕霧)は、
夕霧「私とてどう申しあげてよいのか》・・・・・そのすべを知らないのです。【茶】通次 阿山 色絵 胡蝶 茶碗。
もう少しこの気持を落ち着けて、またこちら様でもお心のお静まりになったころに参上いたしましょう。【古美味】十一代大樋長左衛門(年雄) 大樋窯変茶碗 茶道具 保証品 JU1r。
どうしてこう急にお去りなりになったのかそのご様子をうかがいたいのですが」
とおっしゃるので、小少将はありのままではないけれど、御息所(みやすどころ)がご心痛あそばした様子を
少しずつお話し申しあげて、
(小少将)「宮(女二の宮)もおうらみ言をお耳にお入れするようなことになってしまいましょう。委託HK◇伝樂旦入 黒楽茶碗 (楽焼 茶道具 茶碗 黒茶碗 抹茶碗 千家十職 京焼 楽吉左衛門)。
今日はひとしお取り乱しておりますので、さぞまちがったことを申しあげることにもなりましょう。珍品 ギャマン水指 蒔絵塗蓋 茶道具 桐共箱 レトロ 未使用近 美品 7872 茶道具。
そういうご意向でございましたら、宮(女二の宮)のご愁嘆も限りというものがございますから、
少し落ち着かれになりましたころに、お話し申しあげ、またこちらでも承ることにいたしましょう」
と言って、まるで魂もぬけたような面持(おももち)なので、
大将(夕霧)はお言い出しになりたいことも口にはなされず、
・・・・・《(夕霧)「いかにも、この私とて闇(やみ)の中を迷っているような心地がします。【G1927】茶道具 京焼 東福窯 中村能久 色絵 雪竹 茶碗 共箱 共布 栞付き 即決 送料無料。》
備考1・備考・宮(朱雀天皇の皇女・女二の宮)からのお手紙(実際には母君の代筆)を、雲居雁(夕霧の正室)に奪われた夕霧が理由をつけて取り戻そうとする。【佳香】中村能久 乾山手金砂子菖蒲茶碗 共箱 共布 栞 茶道具 本物保証。
備考2・落葉の宮は、朱雀帝と一条御息所の皇女で、柏木の正室。【宇】1998 三代 佐々木昭楽造 四方内富士の絵 黒茶碗 共箱 茶道具。柏木は生前、友人の夕霧に落葉の宮の行く末を遺言として託していた。★小栗龍靖作【色絵七宝文 数茶碗9客】状態良好! 直径12.2×高さ7.9cm 茶道具 抹茶碗 茶器 清水焼 平安龍靖。
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。【茶】永楽 善五郎 仁清写 撫子 平茶碗。
《Evening Mist (夕霧)》
"There is nothing more I can say.
I shall come again when I am a little more in control of
myself and when your lady is somewhat more composed.
But why did it happen so suddenly?"
With many pauses and with some understatement,
Koshosho described the old lady's worries.
"I fear I will seem to be accusing you of something, my lord.
This dreadful business has left us somewhat distraught,
and it may be that I have been guilty of inaccuracies.
My lady seems only barely alive, but these things too must end,
and when she is a little more herself perhaps I can describe things a little
more clearly and listen more carefully to whatever you may wish to say to her."
She did not seem to be exaggerating her grief.
There was little more to be said.
"Yes, we all wandering in pitch-blackness.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《夕霧》
且待我自己心情稍定,公主哀思稍懈,再来拜。清閑寺窯/杉田祥平 色絵仁清秋草画 茶碗 共箱付属【茶道具 】。
但老夫人此次突然仙逝,不知何故,乞道其。【うつわ】 清閑寺 杉田祥平 色絵12か月絵替り茶碗 12客 箱付 E278 和食器 京焼 古美術 骨董 古玩 日本料理 懐石 料亭 茶道具。”
小少将君便把老夫人等待夕霧不来而之状略告知,
末了道:“似是埋怨大将了。◇◆楽吉左衛門八代 得入 白 日の出 茶碗◇桐箱・仕覆◇楽吉左衛門十代 旦入・表千家十二代 惺斎 書付◆◇。因今日心乱,
言未免乱。委託HK◇伝樂一入 黒楽茶碗(茶道具 陶磁器 陶芸 京焼 楽焼 楽茶碗 千家十職 樂家 吉左衛門)。大将既欲,公主悲哀之思有限制,
且待公主心情稍定,再行奉告,并指教。【古美味】十四代楽吉左衛門(覚入)『鵬雲斎書付』赤茶碗 銘:千歳 茶道具 保証品 FYt3。”夕霧神情昏迷,
便自己欲的也于出口。菁山 茶碗 共箱。后来道:“我也得心乱了。【宇】1996 久世久宝造 仁清写御幣 茶碗 共箱 茶道具。
望善言慰公主,我片言只也好。模造 赤茶碗 花押 鑑定箱 検索: ノンコウ 樂道入。
中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
中央の写真(右から2番目)の写真が「源氏物語」夕霧の巻の末尾(原本番号73-A)の押印。雲善 布志名焼 大根絵 茶碗 土屋善四郎 お椀 葉 青 茶 茶道具 茶器 共箱。
左端の2つの印が仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。【MG敬】平松龍馬 作『裂文 銀彩 茶碗』共箱付 hira283-1。冬姫は内大臣・通誠の養女。加藤利昇作 乾山柚子茶碗。
冬姫は通称。【宇】1878 東福窯 中村能久造 黒釉荒磯紋 茶碗 共箱 茶道具。正式な名は伊達貞子。【蔵A3449g】五代 加藤幸兵衛 燕子花カキツバタ 茶碗 共箱。左端の写真は「夕霧の巻」末尾の拡大写真。◆清水卯一 鉄燿白流茶碗◆b764。
左上は、「人非木石皆有情」の印。【茶】中村 能久 銀地 八橋之図 茶碗 菖蒲。左下は仙台藩の家紋印
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。抹茶碗 露草 吉村楽入 茶道具 新品。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
(奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。【扇屋】橋本紫雲「色絵 青楓 茶碗」共箱 高さ 約8cm 幅 約12.5cm 川蝉 翡翠 京焼 清水焼 茶道具 抹茶碗 師 父:城岳。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(夕霧の巻)MRI 39―36B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款
「源氏物語」「夕霧の巻」主人公・夕霧の資料
下記写真は、国宝「源氏物語絵巻」の中に描かれる夕霧。【古美味】九代大樋長左衛門『即中斎書付』大樋焼 黒平茶碗 銘:松鳴 茶道具 保証品 Lx7X。
病床の柏木を見舞う夕霧。『ぜぜ焼・陽炎園』 岩崎新定作 花車 色絵茶碗 共箱。左が柏木、右が夕霧。【佳香】二代 小西平内 太閤窯 赤茶碗 共箱 茶道具 本物保証。
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。【茶】南口 閑粋 色絵 紫陽花 画 茶碗。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行
「人非木石皆有情」(人木石に非ざれば皆情けあり)の漢詩文の落款が押捺されている。初代 中村道年 一休庵 八事窯 黒楽茶碗 共箱付 茶道具。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。01 琉球焼 茶碗 茶道具 茶器 仁王 共箱。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。【古美味】十代大樋長左衛門 飴茶碗 茶道具 保証品 3UwY。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。【茶】茶道具 通次阿山 作 乾山写 山頭火 茶碗。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。委託HK◇樂旦入 黒茶碗 吉田六左衛門宗孝(吉田流弓術 茶道具 陶磁器 陶芸 京焼 楽焼 楽茶碗 千家十職 樂家 吉左衛門)。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。橋本永豊 乾山写 青楓文 平茶碗 抹茶茶碗 在銘 永豊 共箱 茶道具 Z-139。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。清水志郎 造 「茶碗」共箱 検)祖父 清水卯一。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。◆ 京焼 五代 三浦竹泉 造 色絵 金銀彩 千羽鶴 茶碗 鵬雲斎御家元箱書付 花押 茶道具 ◆。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。49◆初荷です ◆茶道具 平安 手塚桐鳳 安南七宝唐草文数茶碗 10客 ◆共箱 共布 未使用美品 定価82000円 綺麗な絵付けです。撮影後、展示のために再表装をしております。茶碗 白釉 春草 水出宋絢 茶道具 新品。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。◆京焼・平安・山岡善昇・源氏物語・梅枝・茶碗・栞・共箱・茶道具◆aaa306。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。★伝統工芸士 宮川香林【金銀彩蔦図掛分茶碗 共箱・共布・栞】紙箱入 直径12.8cm 高さ7.5cm 京焼 茶道具 茶器。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。◆清水卯一 青磁貫入茶碗◆b536。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。45◆初荷です ◆茶道具 平安 宮地英香 刷毛目色絵舞鶴数茶碗 10客 ◆共箱 共布 未使用美品。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。京焼 橋本城岳 造 鳴滝窯 金彩 色絵花菖蒲文 茶碗 茶道具 茶器 抹茶碗 共箱 師:井上春峰。
2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。茶碗 仁清 春草絵 京都 四代 中村秋峰 新品未使用。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。抹茶碗 藤 見谷福峰 茶道具 新品。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。小峠葛芳造 丹山窯 安南絞手数茶碗9客 幅:11.8cm 美品 共箱 茶道具/24d020。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。【茶】茶道具 通次阿山 作 色絵兜 茶碗。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。【和美】茶器三点揃 茶碗 茶道具。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。【特別出品】九代楽吉左衛門(了入)造 『富士之絵 黒楽茶碗』裏千家 11代 玄々斎 箱書 楽茶碗 茶碗 茶道具 表千家 武者小路千家 本物保証。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。【佳香】中村能久 黒釉萩に月茶碗 共箱 共布 栞 茶道具 本物保証。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。【宇】1704 清閑寺窯 杉田祥平造 色絵秋海棠画 茶碗 共箱 茶道具。母は後水尾天皇皇女女二宮。【湖美】六代 高橋道八 仁清写 色絵 金菱の図 茶碗 共箱。実母は近衛家女房(瑤林院)。鳳】京焼 嶋台 茶碗 平安 井上春峰 造 蓬莱茶碗 共箱 茶道具 美品 XH。幼名は多治丸。【和美】山田正和 織部 茶碗 茶道具 本物保証品 織部焼。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。尾形乾山 色絵秋草蓋物 安田靫彦極めがございます☆y833。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。◆尾形乾山 花入 安田靫彦極め◆b813。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。【八八八】桃山窯 色絵 扇面之図 茶碗 ◆共箱 茶道具 抹茶碗 【e-151】。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。抹茶碗 宮地英香 仁清 菖蒲 茶道具 新品。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。抹茶碗 白釉 つつじ 水出宗絢 茶道具 新品。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
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