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仙台藩医・木村寿禎(仙台藩医)の落款
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オススメ度 4.9点
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藤原定子は、一条天皇の皇后として入内。枕草子の作者・清少納言は、定子の女房として仕え清少納言の名を授かる。
紫式部と同時期に活躍しており、「ききょう」の名でNHKドラマに登場します。
及びアメリカの「美術館展示」のための「仕様基準」に基づき表記されたものです。
(額縁は新品です。額縁周辺の濃淡はストロボの反射によるものです)
出品した「枕草子自筆」は、松江藩七代藩主・松平治郷の正室で
仙台藩六代藩主・伊達宗村の娘・方子(よりこ)旧所蔵品です。
方子の落款は下記疎明資料の中に記載されております。
《「枕草子」自筆・一条天皇主催の歌会の場面を記した貴重な日記》
《自筆「枕草子」は、国立国家図書館・宮内庁書陵部などに数部現存する貴重書です。》
女性特有のやわからい書体で流れるように記されております。
自筆上部の印は、木村寿禎(仙台藩医)の落款。
自筆の詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
英文表記は、「The Pillow Book of Sei Shonagon」
「枕草紙」「枕冊子」「枕双紙」とも表記され、鎌倉時代に書写されたと見られる現存最古の写本・前田本の蒔絵の箱には『清少納言枕草子』とある。古くは『清少納言記』、『清少納言抄』などとも称した。『源氏物語』に比肩する中古文学の双璧として、後世の連歌・俳諧・仮名草子に大きな影響を与えた。鴨長明の『方丈記』、吉田兼好の『徒然草』と並んで日本三大随筆と称される。
安土桃山時代後期・慶長二年(1597)2月7日の日付のある「枕草子」自筆は、女性特有の美しい文字として海外において高く評価されております。その美しい文字を解析・分析するために海外の研究機関において「断層(MRI)写真」撮影等による新技術による分析・検査・証明が行われた後、一般の展示に付されたものです。
出品した原本は、アメリカで撮影された下記「断層(MRI)写真」においてわかる通り、微細な曲線をも精緻に描いた極めて美しい芸術性の高い日本語の優れた文字としても高い評価を受けております。安土桃山時代の「枕草子」自筆がアメリカの多くの美術館で展示されているのはこうした背景と理由によるものです。
「安土桃山時代」の定義について
自筆の成立時の年代について出品欄において「安土桃山時代」と記載している。この定義については次の通りです。
「安土桃山時代」の始期と終期には複数の見解が存在する。始期は、織田信長が足利義昭を奉じて京都に上洛した永禄11年(1568年)、義昭が京都から放逐されて室町幕府が倒された元亀4年(1573年)、安土城の建設が始まった天正4年(1576年)とする考えもある。。茶道具 羽箒 炉用 左羽根 (13) 茶道 t tz05-003。▲楠廸庵▲広沢写茶入 中興名物 瀬戸金華山窯 龍喜窯作 茶道具。【千e612】白井半七「竹 蓋置」共箱 色絵。[ギャラ藤]黄井仁 造/唐物七宝皆具 総重量2764g/共箱/G-845 (検索)骨董/水指/水差/建水/花入/蓋置/茶道具/水器。黒木国昭 作 手吹きガラス お茶入れ『金彩 光琳』共箱 栞付き 茶入 茶道具 銘 箱付き 骨董品 ミルフィオリ 美術品。【風流庵】 『洛東』 桶谷定一作 ★ 天目釉 飾壷{一式揃} 共箱。★売出【七】茶道具 表千家用 遠赤外線炭型ヒーター YU002-C強弱 500W ヤマキ電器 新品。雲華焼灰器(風炉 炉用一双)寄神崇白作212ckzh。Y01073 茶道具 茶棚セット ガラス戸 茶釜 茶碗 水指 建水 茶筒 茶杓 在銘 洛南 平安白鳳造 等 現状渡し。京・洛西 鴫谷 桂窯 伊東桂楽 (造) サンタクロース 蓋置 クリスマス 共箱 しおり 京焼 茶道具 陶磁器 現代工芸 z6961a。[ギャラ藤]京焼/手塚祥堂 造/染付山水文香子皆具/共箱/G-944 (検索)骨董/水差/水器/水注/柄杓立/蓋置/皆具/水指。407901 【 美品 茶道具 緋色 朱 日本フエルト工業株式会社 毛氈 敷物 ウール100% 栞 紙箱 】 検)下敷 書道具 和風 野点 茶席 寺院 花見ⅴ。【風流庵】 『新品・煎茶道具』 平安・高野 昭阿弥 ★ 黄交趾 鳳凰図 煎茶器揃 桐共箱。【茶】三浦 竹泉 染付 火入 香炉絵。『備前焼』 各見 飛出記作 肩衝 茶入 桐共箱。507719 【 ほぼ未使用 茶道具 八仙作 高取焼飾壺 飾網紐付 四つ耳壷 陶印 共箱 】 検)作家物 口切茶事 茶壷 茶器 茶の湯 炉開き ⅲ。茶道具 天目茶碗用 仕服 「相良間道」 茶道 28-8103。寄神崇白 雲華焼 灰器 表千家十三代 即中斎花押 e917。【共箱あり】茶道具 「川瀬表完」作 一関塗 高麗卓。宮川香雲 竜谷窯 肩衝茶入 共箱 仕覆(鎌倉間道) 茶道具 本物保証。▲楠廸庵▲京瀬戸文琳茶入 茶道具。茶臼 御影石 重量7kg 茶道具 抹茶 石臼。◇懐石道具 貴重品 伝統工芸 輪島塗 飯鉢 飯器 杓子付◇。【茶】茶道具 西村徳泉 作 久田宗也書付 扇面透 蓋置。★京焼 笹田仁史【大名物 利休丸壷写 茶入(仕覆付) 共箱】状態良好!蓋も上等です!胴径7.2×高さ8cm 蓋径3.7cm 茶道具 茶器。蓋置 青楓 山川敦司 茶道具 新品。【涼風庵】中村翠嵐 作 浅黄交趾三人形蓋置 共箱 金散し。茶道具 天目茶碗 仕服 飛鳥蜀紅錦 茶碗仕覆 茶道 28-8213。●平安春峰造【扇面に流水色絵飾壷 共箱】正絹網・紐3本・口覆・口紐付 胴径19.5×高さ27cm 京焼 井上春峰 茶道具 茶器。茶道具 酒器 有田焼、信楽焼 色々まとめ 現状品。茶道具 赤織部 扇紋 松皮菱 火入 加藤 芳右衛門 造 火入れ 茶道 t hiire-014。★赤沢露石作【黄交趾 菓子鉢 共箱・共布付】ワレカケなし! 鳳凰 イッチン細工 直径19.4cm 高さ8.5cm 茶道具 茶器。【茶】真葛 香斎 鉄絵 火入。笹田有祥 摸 伊予簾 茶入 古瀬戸 中興名物 伊予すだれ 仕覆 共箱 茶道具。【SAKURAYA】京焼の名工【 浅黄交趾花丸紋皆具 /翠嵐窯 中村翠嵐】煎茶道具 水指 建水 杓立 蓋置 骨董品 古美術品 作家 在銘 共箱 美品。【涼風庵】十六代永楽善五郎(即全)作 青交趾末広蓋置 共箱。【閑】古染付茶入 染付『花文』箱付 / 茶事 茶道具☆時代物☆R30308■。涼炉 煎茶道具 平安 春峰 朱泥 茶室 共箱。板谷波山 肩衝茶入 裏千家十四代 淡々斎花押 m764。永楽善五郎 蔦絵陶棗 表千家十三代即中斎花押の逸品☆z169。【風流庵】 『新品・野点籠』 紹巴 (紗綾形菊唐草紋) ★ 小形 提篭 (茶碗・茶筅・棗・茶杓) 揃 化粧箱。茶釜 鶴首型 共箱入り 人間国宝 佐藤浄清作 銀摘み添え 釜環添え。【北大路魯山人】秀逸作 三彩水注 二代黒田陶々庵識箱 保証 12790。■楠廸庵■茶道具 火入 真葛香斎作 香炉釉火入 三つ足火入 共箱。高野昭阿弥 (造) 朝顔文 井筒蓋置 共箱 蓋置 京焼 色絵 金彩 朝顔 茶道具 陶磁器 z5451t。笹田有祥 摸 翁 茶入 破風窯 翁手本歌 中興名物 権太夫裂 仕覆 共箱 茶道具。【八八八】京焼 洛東 桶谷定一 肩衝茶入 ◆共箱 仕覆付 茶道具 茶器 紹緞子 【w-053】。☆煎茶道具 浩司作 色絵 緑竹の図 煎茶碗 4客のみ 共箱。62◆初荷です ◆茶道具 京焼 桶谷定一 鶴首茶入 牙蓋 仕覆付 未使用美品。抹茶道具セット 茶箱 茶碗 振出 茶巾筒 香合 羽箒 茶杓 仕覆 ①。平安 春峰 白磁 急須 横手 京焼 茶道具 煎茶道具。【睦】茶箱 野点 全8点 天然木 本漆器 茶道具 三島手茶碗他 美品■。【今岡三四郎】 桜 蓋置 共箱 茶道具 新品。g_t T 281 母の茶道具を断捨離しております。 桐色紙箱揃です。。青交趾 菓子鉢 赤沢露石 共箱 茶道具【k2446】。【茶】茶道具 真葛香斎/宮川香斎 作 福寿 蓋置。【骨董・茶道具】★京焼 中村翠嵐窯★紫交趾七宝草花皆具 4点セット eq022yl.。【和美】大型 瀬戸釉 茶壺 飾壺 圭一作 覆い 組紐 口緒 網 共箱 茶壷 茶道具 華道具 大サイズ。美品 ほぼ使用品 楽焼 四世 佐々木松楽 鶴香合・亀蓋置 共箱・栞 茶道具 茶道 茶の湯。『新品』 平安・笹田有祥作 珠光 文琳茶入(大名物写) 桐共箱。★淡海 陽炎園【膳所焼茶入(仕覆付) 共箱】龍村織物 獅子狩文錦 蓋も上等です! 直径5.7×高さ8.7cm 蓋径3.3cm 茶道具 茶器。井上泰秋 小代焼 肩衝茶入 茶道具 共箱 仕覆付 栞付 561。『新品』 平安・笹田有祥作 相坂丸壷 中興名物写茶入 桐共箱。●状態良好!平安 山川巌造【天目釉 荘園 共箱】正絹網・紐3本・口覆・口紐付 胴径19cm 高さ27cm 茶道具 京焼 茶器。FH16 京焼 橋本城岳 造 紅紅梅 茶器 共布・共箱 茶道具 1。【風流庵】 『新品・中興名物写』 平安・笹田有祥作 ★ 相坂丸壷 茶入 桐共箱。平安【万代喜山】瓢茶入 仕覆 共箱 茶道具 KM24-0112。西山 雲華焼 瓶掛 寄神崇白 造 共箱 風炉 火鉢 釜 茶道具。「源氏物語」蛍の巻・源氏の君・玉蔓(たかずら)の姫君と住吉物語について語り合う・大炊御門宗氏・自筆・茶道具16B。清少納言の日記「枕草子」安土・桃山時代・慶長二年(1597)の。蓋置 交趾葵 高野昭阿弥 茶道具 新品。【風流庵】 『夜咄茶事』 利休形 ★ 短檠 たんけい 紙箱。中村翠嵐 作 交趾 三つ葉 蓋置 茶道具 共箱。【閑】☆煎茶道具☆栄山 作 染付青華『雲麒麟文』煎茶碗(五客) ★時代物★5D0317。加賀瑞山 トルコ釉 七宝透 杓立 共箱 / 茶道具 京焼 萬古焼 交趾焼。604304 【 美品 茶道具 黄 伊羅保 平向付 5客揃 陶印 小鉢 共箱 】 検) 懐石道具 和食器 会席 料亭 割烹 陶器 銘々皿 取分け皿ⅱ。■七】茶道具 ヤマキ電器 遠赤外線 電気炭 炉用 表千家 yu022c強弱 新品。『新品』 平安・笹田有祥作 岩城文琳 中興名物写茶入 桐共箱。【風流庵】 『鳰窯』 比枝李庭作 ★ 地蔵 共箱。【和美】平安桂窯 雲華焼 寄神崇白 造 瓶掛 共箱 茶道具。茶入 平安 喜山 文琳茶入 仕覆付 金襴伊藤間道 緞子 在銘 共箱 茶器 茶道具 ★岡山発送★(広島発送品同梱不可)。源氏の君と親友の頭(とうの)中将が愛した美しい夕顔の君とをめぐる恋の物語「源氏物語」夕顔の巻・大炊御門宗氏・自筆・茶道35-B。M2-598◆茶道具 【醍醐桜 茶】加藤松香 京焼 色絵 海外出展多数★口径12cm高さ7.5cm 共箱 ◎茶道家より引取品。∈名工館∋【送込!希少 赤天目 紅葉透】伊藤 嘉峰 聡 菓子鉢 茶道具 菓子器 共箱 無傷 1 u42。【風流庵】 『夜咄茶事』 利休好 ★ 短檠{雀瓦・灯芯}揃 紙箱。大日本永楽造 交趾 湯呑 色絵 菊紋 染付 10客 煎茶道具 茶室 永楽善五郎。[ギャラ藤]八世 尾形乾山/山本如仙 造/乾山八ッ橋絵皆具/共箱/G-1093 (検索)骨董/乾山/水指/水差/建水/花入/蓋置/茶道具/水器。《源》【即決・送料無料】京名工 高野昭阿弥 造 祥瑞手 阿古陀形茶器/嶋黒檀製茶蓋・共箱付。唐物 文琳 茄子 茶入 仕覆 桐箱 茶道具 茶器 陶芸 陶磁 京焼 札幌。永楽善五郎造 交趾末広花入 而妙斎宗匠書付。祥瑞手 瓢形 茶入 染付 仕覆 利休梅 木箱入り 茶器 茶道具【k2939】。聞香炉 青磁 筋入 富田 静山 造 香道 火入れ 茶道 紙箱入り t tz21-003。茶道具 煙管一双 裏流 銀杏彫 t 茶道 ms1911-4 注)長期在庫品につき箱に変色等が見られますが、本体は問題ございません。終期は、豊臣秀吉が死去した慶長3年(1598年)、関ヶ原の戦いで徳川家康が勝利した慶長5年(1600年)、家康が征夷大将軍に任じられ江戸幕府を開いた慶長8年(1603年)などがある。自筆の成立年は、慶長2年(1597年)であるため、歴史的には「安土桃山時代」と定義されるが、時代の雰囲気としては「江戸時代初期」とする考え方もある。
「自筆原本」
《自筆「枕草子」清少納言が一条天皇や宮廷内の日常を記した貴重な日記》
《「二十段・おいさきなく、まめやかに」》
《祭の使(つかひ)など》・・・・に出でたるも、
面(おも)だたしからずやはある。
さてこもり(籠)りゐたる人はいとよし。
受領(ずりやう)の五節(ごせち)など出(いだ)す折(をり)、
さりともいたうひな(鄙)び、見し(知)らぬ他人(ことびと)に
問ひき(聞)きなどはせじと、心にくきものなり。
すさまじきもの・・・・《昼(ひる)ほゆる犬》
読み下し文の文責・出品者
「かな文字」をわかりやすいように「通行訳」で読み下しております。
《自筆「枕草子」清少納言が一条天皇や宮廷内の日常を記した貴重な日記》
《「二十一段・おいさきなく、まめやかに」》
《賀茂(かも)祭の使いなど》・・・・・で行列に加わったりするのも、
名誉でないことであろうか。
宮仕えをしたあとで家庭にこもって腰をすえるのは、ましてたいへん結構だ。
受領(ずりょう)が五節(ごせち)を差し出す折などに、北の方(かた)がそういう人なら、
ひどく田舎くさく、お話にもならないことなどを人にたずね聞いたりなどはしまい。
そうした人は奥ゆかしいものなのだ。
不調和で興ざめなもの・・・・・《昼間ほえる犬。》
(出典:日本古典文学全集「枕草子」小学館・刊)
上部の印は木村寿禎(仙台藩医)の落款。断層画像写真番号20-4
「枕草子」自筆の日本国内の所蔵先は「国書総目録」第七巻434頁に記載されております。
宮内庁書陵部(赤いタテ線部分・略称「宮書」)所蔵の自筆は江戸時代初期です。
出品した安土桃山時代の自筆の方が古い時代の貴重品であることがわかります。
下の写真の右は、「枕草子」三巻本のうち第一巻表紙の写真です。
左が裏表紙の内側で「慶長二年(1597)2月7日」の記載がある。
右写真右下の二つの印のうち、下が不味公・正室「方子」の落款。
上は杉田玄白の落款。左上は「仙台藩医・木村寿禎」の落款。
左裏表紙の四つの印は、下から方子・杉田玄白・木村寿禎の二つの落款。
下記写真のうち上は「額縁裏面表記ラベルの写真」
裏面ラベルの「The Pillow Book of Sei Shonagon・Princess Yorihime」は、アメリカの大学
及びアメリカの「美術館展示」のための「仕様基準」に基づき表記されたものです。
「参考資料」
上の2枚のうち下の写真は、「参考資料」で三条西家旧蔵「枕草子」上巻 冒頭(学習院大学所蔵)
「枕草子」の書体・書風の特徴について
自筆の表紙には、「枕冊紙・櫻の巻」と表記されている。三巻本系統の「第一巻」であり、耄及愚翁なる藤原定家と思(おぼ)しき人物による安貞2年(1228年)の奥書を持つ系統で、裏表紙の内側に「慶長二年(1597)2月7日」の奥書があり、自筆冒頭及び奥書に不味公・正室「方子」の落款がある。自筆は「女性」によるやわらかい文字であることがわかる。
このことから、松平家初代藩主・松平直正の父・結城秀康の正室・三谷氏(月照院)の自筆で、松平直正の正室・久松(久姫が継承し、のち不味公・正室「方子」に伝えられたと推定されている。
日本で最古の枕草子は前田家伝来の鎌倉時代前期の書写で国の重要文化財に指定されている。自筆は、長い間、二重の桐の箱で保存され、表紙や裏表紙の紙質の劣化以外、美しい状態で保存保管されていた。
元は三巻本であるが残りの二巻は失われている。一巻だけが伝承され、五行づつの断簡に分けられ一幅づつの掛軸などに表装し直され「茶掛」或いは「屏風」などで鑑賞の用に供された。
出品している原本の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。日本国内では医療用以外には見ることのできない原本の「断層(MRI)写真」です。
原本は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。撮影後、展示のために再表装をしております。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、原本に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。
②・筆跡について
欧米では、筆跡の細部を検証するには人間の目ではなく、指紋の照合と同様アメリカではコンピューターが利用されております。資料として断層画像写真を出品欄に掲示しております。わからない品物も多いです。使用僅かな品物ですが、袱は未使用品です。
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肉筆 保障 保証 真筆 真筆 親筆 自筆 本物保証 本物保障 室町 掛軸 掛け軸 自筆 天皇 茶道具 宗鑑 良寛 伝来 歌仙 極め 極札 極め札 鑑定